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再置換  

脊柱管狭窄症のことも書こうと思っていたのに、ずるずると日が経って、再置換手術まで終わってしまいました。
色々書き留めていたノートも探さなくてはいけない有様。
順を追っていたらいつになるか分からないので取りあえず再置換を先にUPしようと思います。


平成23年3月25日  左股関節再置換術を受けました。

右側は今年18年目ですが健在です。後から手術した左側が先にダメになったのには、それなりに理由があると思います。何より私は左利き。そして右側は手術前よりうんと動きやすくなったとはいえ、長年かかって硬くなった筋肉は曲がりもイマイチ。ついつい左に頼った生活をしています。例えば、自転車に乗っても、左側にはいつ倒れても足がすぐ出る。でも右側に倒れたら無防備、まるで棒のような状態です。
そんな状態でも、動けるようになった嬉しさで、色々横着な使い方をしたと思います。東北に旅行に行ったら立石寺の階段を登ったり、上醍醐の長い階段も登ったし、その後もう一度裏からも登ったし・・・立木観音にも・・・
一時が万事そういう状態で、自分としては有意義に暮らして来られたのだから、それで悪くなったとしても悔いはありません。


股関節の緩みがわかったのは、リウマチでかかっている医院で、腰が痛くてレントゲンを撮ってもらった時、何気に言われた言葉。「股関節も緩んでますよ」って。
え〜っ!

その後股関節の定期検診の日が来て、その話が出るかと思っていたけど、「異常はありません」といわれ・・・???

ところが、腰からのしびれでいよいよ歩けないほどになって、MRIの検査を受けた時に言われました。
ちょっと気になって調べて見たら、手術当時のレントゲンと、去年のレントゲンは殆ど変化がないんだけれど、去年と今年では大分変化していると。

緩みが本格的になったのなら、やっぱり以前手術して頂いた先生に診てほしい・・・
ということで少し遠いけれど枚方まで行くことにしました。

「確かに緩んではきてるけれど、本人の痛みがそれほどでもないのなら、急いで手術をする必要はない」ということで半年に1回ずつ診て貰いに行く事になりました。
そして3年過ぎた昨年9月に診察を受けたときには、「1ヶ月に4回くらい痛い日があります」と言ったことを覚えています。

それもそんなにひどい痛みでもなくて、強いて言えば・・・という感じでした。


ところが・・・12月半ば頃、急に今までにない強い痛みを感じ、診察を受けにいこうか?と思案していたら、痛みは3日で治まったのでそのまま新しい年を迎えたのです。
しばらくは何事もなく過ごしていたけれど、やっぱりそのまま治まってしまうこともなく、1月下旬に入って又痛み出しました。
その翌日どうしてもはずせない用事があって、出かけたものの、杖をついて本当に一歩、一歩、そろそろとどうにか歩ける、という有様。その後痛みは治まることはなく、月が替わってもずうっと続きました。

次の検診日は3月だけれど、とてもそれまで待っていられない。
予約センターに電話をかけてお願いし、少し早めの2月10日に診察を受けることが出来ました。

レントゲンで見ると骨盤にも少しヒビが入っていることがわかり、こうなれば早い方がいいと、3月25日の手術日を決めて頂きました。
申し込んでも大分待たなければならないだろうと覚悟していたので思ったより早く決まって本当にホッとしました。


入院当日のこと。
前回に受けた血液検査の結果、炎症反応がよくなかったそうで・・・
先生方は感染症の心配をされていたようです。
まだ部屋に入らないうちに、どこかの部屋に連れて行かれ、関節穿刺?と言う痛〜い注射をされました。
股関節に直接針を刺して関節液を採り菌の有無を調べる為だそうですが・・・
恐怖です。普通の静脈注射でも正視できないのに・・・
1回でうまく採れなかったのか3回も刺されました。
結局関節液はきれいなので、多分リウマチからの炎症だろうということで予定通り手術は行われる事になりました。

今までの股関節の手術では病室を出る時に前麻酔の注射を腕にされて、手術室に向かう途中からいつも意識がなくなっていたのに、今回は車椅子だったかな?歩いていったかな?どうだったかな?すぐ忘れてしまいます。
自分で手術台に横たわったのは覚えています。その後名前やどちらの足などの確認があったように思うけれど・・・

目が覚めたらすべて終わっていました。
私の場合、リウマチもあるので一晩集中治療室に止めてもらう事になりました。
その夜はフットポンプで足を包まれているので、うとうとしたと思ったらキューッと足を圧迫されて目が覚める。、ポンプの圧が抜けていってうとうとすると又圧迫されて目が覚める、という状態がずうっと続いて眠れない夜を過ごしました。

一夜明けると結構気分もよく、運ばれた朝食を(これがびっくりすることにアーンという感じで食べさせて貰ったのです!)
半分くらいは食べることが出来ました(^_^)v

その後、元の部屋に戻り本格的に入院生活が始まったのです。

やはり当日を含めて3日間は微熱もあって辛いと思いました。
ブログにも書いたのですが、歳のせいか・・・などと思ったりしたのですが・・・
でも3日間は仕方ないと思います。
今ではそんなことすっかり忘れてしまいました(^_^;)
同室の人たちもいい人ばかりだったし、その上、友達のSさんとも同時入院で、楽しい入院生活になりました。

さて、土日が終わって月曜日になると、ドレーンや尿道管を抜いて貰って、いよいよ車椅子です。
リハビリ室でのリハビリも始まってマッサージの後はいきなり平行棒で「歩き」が始まりました。

車椅子はお手のもの(^_-)-☆ 何しろ2回の入院に加えて、脊柱管狭窄の時には半年間お世話になった車椅子です。
ベッドからの乗り降りは最初の内は大変だけれど、日が経つにつれどんどん楽になっていきます。

ここの病院では術後1週間経つと車椅子から歩行器に昇格です。最初は車椅子が懐かしかったけれど、やっぱり立って歩くことは大切です。

そして術後2週間で1本杖になります。
そして術後3週間で退院という流れになっています。

3週間入院してみて、本当に一日一日がどんなに大切かということがよくわかりました。
一日一日、目に見えて楽になっていくのがよくわかります。
昨日は難儀だったことが、今日はほんの少し楽になっている。そして次の日にはうんと楽になっている。
どんどん筋肉が回復してくるのがよくわかります。

そう思うと一日一日をおろそかにせず、精進しなければ!とは思うのですが・・・