余談ですが その6

七草がゆ

せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ 春の七草

1月7日、今朝はチョッと早起きして、家の周りをぐるッと一回りしました。
一回りというとどんなに広い屋敷と思われそうだけど、一辺10bちょっとの小さな地面です。
はこべ、ごぎょう、なずな、の3種みつかりました。
セリの代わりに三つ葉、ホトケノザはたびらこで代用、
こんな小さな場所でちゃんと5種類揃うのです。
あとは大根とかぶらがあれば、春の七草が全部揃います。

小さい頃、毎年七草の前の日になると、母と七草を摘みに行きました。
実家は商店街の通りに面していましたが、お向かいの裏側にはもう田畑が広がり、
琵琶湖に注ぐ小川もありました。
その川は途中に小さな堰があって、そこから小さな滝が流れ落ちる滝つぼ?には夏になると
ゴリもよくのぼってきました。昔は水もきれいだったし、食糧難の時代で、疎開してきておられた
おばあさんも、子供と一緒に川に入ってザルでゴリを掬っておられたのを思い出します。
小さい頃は、店があったので、親と一緒にどこかへ遊びに行くというようなことは
殆どありませんでした。その為七草摘みや、よもぎ摘み(これは商売用)、などの思い出が
いつまでも忘れられないのかもしれません。

七日の朝摘んできた七草を刻む時、母は
「昔は
♪唐土の鳥と、日本の鳥が渡らん内に七草なぐさ♪
と歌いながらまな板の上でとんとん菜っ葉を刻まはったそうや」
と教えてくれました。それだけはいつまでも頭の中に残っています。
歌はその後どう続くのか母もそれ以上は知らなかったんだと思うけど・・・(^_^;)

と言うわけで、「三つ子の魂百まで」というわけか、その後結婚してからもずう〜っと
七草がゆは途切れることなく続けています。一時子供たちは喜ばない時もあったけど、
7日は七草がゆを食べるもの!と強引に押し通しました。
今では結構好きみたい(^_-)-☆ ホントに美味しいもんね(^_^)v
これからも私が台所に立つ限り死ぬまで続く事でしょうね。     H17/1/7記

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